室蘭本線の栗丘駅を紹介します。岩見沢市郊外にある栗沢駅は、岩見沢市内では最もローカル感の強い駅です。駅周辺に建物がほとんどなく、都会では味わえない爽快感に満ちた駅となっています。
室蘭本線は岩見沢市から栗山町へ!ローカル線エリアは続く
前回の栗沢駅からさらに南下を続けていく室蘭本線は、岩見沢市から次の町である栗山町へと進んでいきます。栗沢駅を過ぎると、いよいよ住宅の影はなりを潜めはじめ、田畑が広がるのどかな光景が車窓に続いていきます。
青い空と緑の大地が広がる爽快感にあふれた光景は、まさに素晴らしいものと言えるでしょう。田舎のスローな時間の流れを感じながら、列車に揺られつつ過ごしたいものです。
田畑の緑と空の青のコントラストは、都会では決して味わうことのできない贅沢です。
岩見沢市郊外にたたずむローカル駅!栗丘駅とは?
室蘭本線の4つ目の駅である栗丘駅は、岩見沢市の郊外に位置します。岩見沢市内にある4つの室蘭本線の駅の中では、最も利用者が少ない駅となっています。前回までの栗沢駅、志文駅以上にローカル感の強い駅で、また周囲に住宅が建ち並んでいるわけでもないため、田畑に囲まれた中に駅だけがぽつんと立っているような状況となっています。
古びた駅舎やホームの設備、そして周辺の景観がローカル駅特有のおもむきを演出。ローカル線好きには外すことのできない駅となっています。周辺の雰囲気も相まって、栗丘駅は室蘭本線のローカル線らしい魅力を存分に表している駅と言えるでしょう。
駅舎は古びてはいますが、綺麗に整備されています。
設備は全体的に年季が入っており、ローカル線らしい雰囲気が漂っています。
駅舎内部。小ぢんまりとしており、掲示板の設備などに年季を感じます。
時刻表。上下7本ずつの運行です。
トイレも完備されています。使う人は稀でしょう。
ホームへは、外の石段から直接上がることが可能です。
木製になっている部分もある、ローカル駅特有のホームです。
栗丘駅のホームには跨線橋がかかっていますが、前回の栗沢駅同様、反対側のホームは閉鎖されているため使われることはありません。そのため、跨線橋は閉鎖されており、苫小牧・長万部方面の線路上に残されたままとなっています。
苫小牧・長万部方面の線路。使われなくなった跨線橋がそのまま残されています。
入り口には厳重にカギがかけられており、入ることはできません。
反対側のホームは廃止されており、草が生い茂っています。
岩見沢方面の線路。駅の周囲にほとんど何もないことが分かると思います。
駅前の道路。もう少し南側に進んでいくと、小規模な住宅地が姿を現します。
栗丘駅周辺スポット:北長沼水郷公園
栗丘駅から徒歩20分程度の場所にある「北長沼水郷公園」は、栗丘駅周辺に広がる自然を凝縮したような公園で、晴れた日にはパークゴルフやピクニックなどを楽しむことができます。近くを流れる夕張川の川べりを、ゆったりと散策して過ごすのも良いでしょう。
栗丘駅は栗山町と隣接しているだけでなく、長沼町の北側にも隣接しています。長沼町も周辺の市町村と同様に農業が盛んであり、この北長沼水郷公園には農産物の直売所も開かれていて、新鮮な野菜や果物などを購入することができます。
広々としたパークゴルフコースで、晴れた日には気持ちよくプレーすることができます。
駐車場に隣接する形で農産物直売所があり、長沼町で獲れた新鮮な農作物を購入することが可能です。
この公園は長沼町の北の外れに位置しており、長沼町中心街までは10キロほど進む必要があります。公園の近くには夕張川が流れているので、川の周囲をゆったりと散策するのも良いでしょう。
栗丘駅のまとめ
栗丘駅は岩見沢市の外れにあり、栗山町、そして長沼町と隣接したエリアに位置しています。周辺に何もないぶんローカル感が強く、岩見沢市内ではローカル駅の風情を最も感じることができる駅と言えるでしょう。
栗丘駅から岩見沢市を飛び出して、室蘭本線は栗山町へと南下しながら進んでいきます。栗山町の「栗山駅」までは、およそ5キロほどの道のりです。
むらはし
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