室蘭本線の古山駅を紹介します。岩見沢市の南に位置する由仁町は、古山駅を含めて室蘭本線の駅を3つ抱えています。周辺に田園地帯が広がるのどかなローカル線の雰囲気を感じながら、ゆったりと過ごしましょう。
由仁町の雄大な平原を眺めながら、室蘭本線は進む
岩見沢市の南、およそ25キロのところに位置する由仁町には、室蘭本線の駅が3つも存在しています。中心部に位置している由仁駅は、前回の記事で書いたとおりコミュニティセンターがあるため、人が集まる駅となっています。しかし他の2駅に関しては利用者が非常に少なく、ローカル線の面影を色濃く映し出しています。
由仁町市街から南側には平原が広がっており、室蘭本線の車窓から田舎ののどかな雰囲気を楽しみながら進んでいくことができます。晴れた日の夕方には、陽の光を受けた緑がきらめく姿も見ることができます。
のどかな風景を見ながら、列車は進んでいきます。
農村地帯にたたずむ駅舎!古山駅とはどんな駅?
室蘭本線の7つ目の駅である古山(ふるさん)駅は、周辺に田園が広がるエリアに位置しています。民家の影も周辺には少なく、のどかなローカル線の雰囲気を十分に感じることができる場所です。
古山駅周辺には、駅ができた頃からずっと変わらずに田園地帯が広がっており、今日でもその景観を楽しむことができます。駅舎は1982年に改築されていますが、それ以降変わることなくたたずんでいます。
古山駅外観。比較的大きな駅舎です。ここからしばらく、室蘭本線の無人駅はこのタイプの駅舎が多くみられるようになります。
駅にはトイレや待合室など、ひととおりの設備がそろっています。
駅の前には昔ながらの電話ボックスも設置されています。JRの無人駅では、電話ボックスが設置されている駅が数多く存在しています。
跨線橋。経年によって錆ついており、時代を感じられます。
跨線橋から見た古山駅周辺。民家は少なく、田園地帯が広がっています。
夕刻には、田園の緑が陽の光を受けて輝き、美しい光景を見ることができます。
苫小牧・長万部方面の線路。
岩見沢方面の線路。向こう側には、雄大な山々も広がります。
反対側のホームから見た駅舎。駅舎は築30年以上が経過していますが、比較的綺麗な状態を維持しています。
駅の目の前には国道が走っています。
駅の目の前も、広大な田園地帯が広がっています。
遠くに望む山々。由仁町の農産物が雄大な山々によって育まれていることがよくわかります。
古山駅周辺スポット:馬追丘陵
由仁町の素晴らしい農産物を育んでいる馬追(まおい)丘陵は、なだらかな平野が長沼町から安平町、さらには厚真町まで及んでいる地帯であり、栄養が豊富な農業に適した大地となっていることから、農作物の母なる大地とも言える場所です。古山駅の東側に伸びる道道1008号線を進んでいくと、この馬追丘陵の素晴らしさを感じられる絶景スポットに突き当たります。
ガイドブックにも載っていないこのスポットでは、絵になるような大草原を目の当たりにすることができ、澄んだ空気とともに心洗われる景観を楽しむことができます。アメリカやイギリスなどの大草原のような、異国の雰囲気も感じることができる場所です。
まるで絵画のような光景が見られる道道1008号線上にあるこのスポットは、ガイドブックにも記載がありません。
広々とした平原に木がぽつんと立っており、素晴らしい光景を生み出しています。
紅葉深まる秋に訪れたため、素晴らしい写真を撮ることができました。
平原の広大さは、アメリカの穀倉地帯の大草原を思わせる光景を作り出しています。
古山駅のまとめ
古山駅は周辺を田園地帯に囲まれており、由仁町にある3つの室蘭本線の駅の中でも最もローカル感の強い駅です。田園が広がっていて建物も少ないため、北海道の広大さを手軽に味わうことができます。また、ガイドブックに載っていない撮影スポットなどを通じて、自然の豊かさを心から感じられる場所だともいえるでしょう。
室蘭本線は、由仁町をさらに南下して進んでいきます。次回は、由仁町の南端に位置している「三川駅」まで、進んでみることにしましょう。
むらはし
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