農村地帯の小さな駅!室蘭本線・安平駅に行ってみよう!

室蘭本線の安平駅を紹介します。安平町に4つある室蘭本線の駅のひとつであり、農村地帯の中に位置している駅となっています。小規模な住宅街の中にあるパワースポットにも注目しておきましょう。

4つの駅を抱える町!安平町を室蘭本線は進む

安平町の北にある由仁町は町内に3つの駅を抱えていましたが、安平町にはなんと室蘭本線の駅が4つも存在しています。どれも利用客は比較的少なく、特に今回紹介する安平駅より南の3駅は、列車を利用する方が非常に少ない駅です。

室蘭本線は苫小牧市内の沼ノ端駅に入ると電化エリアとなります。気がつけば非電化路線もあと少し。ゆったりとしたローカル線の風情を感じつつ、心地よく列車に揺られながら進んでいくことにしましょう。

このようなローカル線特有の車窓風景もあと少しで一旦終了です。北海道特有の広々とした「何もない贅沢」をかみしめながら進みましょう。

前回の追分駅では、室蘭本線が石勝線へも分岐しています。分岐した石勝線の高架線路を眺めながら、列車に揺られて進みましょう。

安平町中部に位置する駅!安平駅とは?

室蘭本線の10個目の駅である安平駅は、農村地帯が続くエリアの途中にぽつんとたたずんでいる駅です。周辺には住宅が多少あるものの、前後には農村地帯が続いているもの寂しい雰囲気の駅となっています。

北海道のローカル駅を体現したような安平駅。跨線橋を持つ比較的大きな駅ですが、人の気配は少なく、そのことがよりローカル線の寂しさを強調させています。ローカル線らしい雰囲気を味わうならば、安平駅は外すことのできない駅と言えるでしょう。

安平駅外観。ここまでのローカル線区間で見られた無人駅と似ています。特に古山駅と仕様が似ているのが特徴です。

駅構内の様子。2001年までは簡易委託駅として有人で切符の販売などが行われていたため、その時代に使われていた窓口がそのまま残されています。

時刻表。上下8本ずつの運行です。

駅にはトイレも設置されています。

岩見沢方面の線路。ホームは簡素な印象で、ローカル駅の雰囲気を存分に感じられます。

苫小牧・長万部方面の線路。跨線橋で離れた位置に対岸のホームがある構造は、室蘭本線の三川駅などと同じです。

跨線橋の内部はさび付いており、経年による劣化が激しくなっています。

跨線橋から見た苫小牧方面の線路。主だった建物もほとんどありません。

駅舎側にも住宅は少なく、国道も離れた場所にあるため非常に静かなことが特徴です。

反対側のホームの様子。

駅舎側には民家がいくつかありますが、駅の反対側には原野のような光景が広がっているのみです。

少し離れた場所には、非常に小規模な住宅街が形成されています。

安平駅周辺スポット:安平八幡神社

安平駅前の小規模な住宅街にほど近い場所にある「安平八幡神社」は、比較的小規模なこの地の住宅街を守り続けている神社です。規模自体はそれほど大きくありませんが、参道が長く設定されており、木々が少ないため、明るい印象のある神社です。

かなり大きめの鳥居をくぐると、長い参道が続いています。

砂利が敷き詰められた参道を歩いていきます。

本殿は小さいものの、青みがかった建物は綺麗で、他ではあまり見ることのできない色合いのものとなっています。

本殿の横には小さな広場があり、ベンチも備えられています。周辺住民が語り合う場のひとつにもなっています。

安平駅のまとめ

安平駅は、安平町の中部に位置している、利用客がほとんどいない駅です。小規模な住宅街が形成されている以外は、原野のような光景が広がっているのみとなっています。しかし、室蘭本線のローカル線的な魅力を十分に楽しむことができる場所なので、ローカル線を巡っている方にとっては外せない駅だといえるでしょう。
室蘭本線は、さらに安平町内を南下していきます。次は、安平町の中心街にほど近い駅「早来駅」まで進んでいくことにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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