住民生活に欠かせない存在の駅!室蘭本線・青葉駅とは?

室蘭本線の青葉駅を紹介します。苫小牧の市民生活に欠かせない足のひとつとなっている室蘭本線は、苫小牧市内では住宅街を進んでいきます。青葉駅は高校も近く、通学でも使われる重要な駅です。

苫小牧市を進む室蘭本線は、市民の生活に欠かせない足!

苫小牧市内に入るまでの室蘭本線は、基本的には住宅などが少ない農村地帯を進んでいく列車でした。安平町、由仁町など、農村を走るローカル線の風情を体現したような車窓の風景は、どこか懐かしく心安らぐものとなっていました。

しかし、苫小牧市内に入ってから室蘭本線の車窓の風景は一変し、周辺に住宅街が広がる光景が続いていきます。それとともに、室蘭本線の役割もローカル線で町と町をつないでいく役割から、主要路線として多くの人々を運ぶものへと変化していきます。

人口17万人を抱える苫小牧市の大動脈として機能している室蘭本線は、通勤・通学や日常における移動の際に欠かせない市民にとっての「足」として機能しています。沿線で生活する人々にとって、なくてはならない路線なのです。

このように、しばらくは住宅街や住宅密集地を中心に電車が運行します。

住宅街の真ん中に位置する駅!青葉駅とはどんな駅?

室蘭本線の15個目の駅である青葉駅は、苫小牧市街地に近い住宅街の真ん中に位置している駅です。周辺には一戸建てを中心に家が建ち並んでおり、駅の南側には大きなマンションも建っている場所です。

青葉駅は前回の苫小牧駅、そして前々回の沼ノ端駅に比べると規模自体は小さい駅となっていますが、沿線の住民にとっては苫小牧市街へ出るための重要な拠点であり、まさに生活に根差している駅となっています。また、苫小牧西高校・苫小牧中央高校と2つの高校が近くに位置しているため、特に通学する高校生にとっては欠かすことのできない駅となっているのです。

青葉駅外観。苫小牧駅、沼ノ端駅と比べると、非常に簡素な印象です。

自転車置き場。この駅で降りる高校生は徒歩でそれぞれの高校へ向かうため、自転車置き場はそれほど混み合うことはありません。

ホームへ向かう階段はさび付いており、設備には老朽化も見られます。

室蘭・長万部方面の線路。ホームは苫小牧駅や沼ノ端駅と比べると格段に狭く、高速で進入する特急通過時には注意が必要です。

岩見沢方面の線路。周辺に住宅街が形成されていることが良く分かると思います。

向かい側のホームはさらに簡素な印象の場所となっています。

ホームから見た南口の様子。大きなマンションが建っており、マンションの住人が駅を利用することも多くなっています。

南口には、青葉病院も建っています。

青葉駅に跨線橋はなく、向かい側のホームへ移動する際にはこの地下通路を通っていきます。

海のにおいが感じられる、独特な雰囲気の地下通路です。

入り口に大きな「不審者注意!」の看板があったとおり、夜はあまり安全な場所とは言えないでしょう。

北口の様子。写真のプレハブのような建物が北口への入り口です。プレハブの建物の中に、券売機も設置されています。

青葉駅周辺スポット:らーめん生成

青葉駅から徒歩8分ほどの場所にある「らーめん生成」は、アパートの1階部分にひっそりと店を構えているラーメン店です。小ぢんまりとした店構えではありますが、提供されるラーメンは苫小牧市内でも屈指のレベルとなっています。

塩・みそ・醤油のみというシンプルなメニューが多くのラーメン通をうならせており、その味にほれ込んだ多くの方がリピーターに。まさに、苫小牧市内の隠れた名店のひとつと言えるでしょう。

外観はあまり目立たないお店です。青葉駅から双葉三条通りへ向かってまっすぐ進んでいき、アパートの1階部分にあるお店を探しましょう。

店内は喫茶店のようなたたずまいです。モダンな空間の中でいただくラーメンは、格別の味わいと言えるでしょう。

青葉駅のまとめ

住宅街の中心にある青葉駅は、駅周辺に住む通勤・通学者にとって欠かせない役割を果たしています。駅舎は小さいものの、最低限の設備はしっかりとそろっているため機能的。青葉駅は、今日も利用する人々を迅速に運ぶ役割を果たし続けています。
室蘭本線は、苫小牧市を西側に向けて走り続けていきます。次回は、青葉駅よりもさらに西側にある「糸井駅」まで、足を伸ばしてみることにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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