白老八幡神社も見どころ!室蘭本線・萩野駅とは?

室蘭本線の萩野駅を紹介します。白老中心部から7キロ程度離れた場所に位置する萩野駅は、50年以上の長きにわたって使われている駅舎が特徴です。近くにある「白老八幡神社」とともに、ぜひとも訪れておきましょう。

白老町の中心街を散策!萩野駅までの区間も見逃せない!

白老駅の近くにはポロトコタンがあるため、前回の記事ではポロトコタンを中心に紹介しました。白老駅の周辺には町の中心街が広がっており、住宅も建ち並んでいて地元の方々の生活の基盤が形成されています。

白老駅から徒歩10分の場所には町役場があり、周辺には公民館をはじめとした公共施設、そして商店や飲食店が建ち並ぶエリアとなっています。人の往来も多く、町の中でも最もにぎわいを見せている場所です。

白老駅周辺には商店や民家などが建ち並んでいます。

人や車の往来も比較的多いエリアです。

白老町役場。それほど大きな建物ではありませんが、やわらかい配色で綺麗な印象の庁舎です。

白老駅・萩野駅周辺スポット:白老八幡神社

白老町の中心部に位置している白老八幡神社は、巨大な鳥居をシンボルとした苫小牧・白老エリアでも随一の規模を誇る神社です。規模の大きさだけでなく、350年にもわたる歴史を持った由緒ある神社であり、町内以外に町外からも多くの参拝客が訪れる場所となっています。

高さ16メートル、幅20メートルにも及ぶ大きな鳥居は、全国でも屈指の大きさを誇っています。境内の設備はどれも美しく、特に晴れた日の参拝は非常に気持ちよく行うことができるでしょう。間違いなく、道南を代表する神社のひとつだと言えます。

遠くから見ても一目で神社がどこにあるか分かる、インパクト絶大の鳥居です。

真横から見た鳥居。晴れた日には空の青さと赤と青のコントラストを作り出します。

境内の前にある入り口。中に見えるのが本殿です。

右手に見える松の木は「誉の松」と呼ばれており、明治天皇からお褒めの言葉をいただいたものです。2007年には、現在の天皇陛下から「お手播き」の儀が行われ、その記念碑も建てられています。

陽の光を受けやすい構造になっている境内は明るい印象であり、夏場など暑い時期には境内の木々が優しく木陰を作り出して暑さを防いでくれています。

巨大な本殿は威厳を感じるものであり、350年もの歴史と由緒を静かにたたえています。

白老町中心街のはずれにある駅!萩野駅とは?

室蘭本線の20個目の駅である萩野駅は、白老駅から7キロ程度離れた場所に位置しています。白老町中心街のはずれに位置している駅であり、この駅周辺までは住宅が数多く立ち並ぶエリアになっています。

周辺を住宅に囲まれていることもあって比較的利用者は多く、苫小牧市へ通勤・通学をする方が主に利用する駅です。2011年までは業務委託という形で有人駅となっていましたが、現在では駅員を配置しない完全無人で運営されています。

萩野駅が現在の名前になったのは1942年のことであり、それまでは「知床駅」という名前が付けられていました。「知床」とはアイヌ語で「山が突き出たところ」という意味があり、樽前山に面したこのエリア一帯を示す言葉です。そのため、オホーツク海側にある知床とは特に関係がありません。

萩野駅外観。現在の駅舎は1958年に建設され、50年以上の長きにわたって利用され続けています。

駅の跨線橋の外側に、二重構造で駅舎の向こう側の住宅街へ通ずる大きな跨線橋がかけられています。

駅周辺は住宅街が形成されており、小さめのアパートなども建てられています。

ホームを2面有する比較的大きな駅であり、跨線橋の規模も大きなものとなっています。

跨線橋から見た駅全景。周辺に住宅が建ち並んでいることもわかります。

室蘭・長万部方面の線路。駅舎から遠い側のホームは簡素なつくりです。

苫小牧・岩見沢方面の線路。

中央のホームはコンクリートづくりで比較的しっかりしたものとなっています。

ホーム側から見た駅舎。

駅構内の様子。小ぢんまりとした印象ではありますが、必要なものは過不足なくそろえられています。

有人駅時代の名残があります。

時刻表。利用者が比較的いるため、運行本数も比較的多くなっています。

自転車が数多く駐輪しており、利用者の多さを物語っています。

萩野駅のまとめ

萩野駅は、白老町の中心街のはずれに位置している駅です。白老町中心部、そして苫小牧市にもほど近い場所であるために、周辺には数多くの住宅が建ち並び、駅を利用する人も比較的多くなっています。
室蘭本線は、さらに南西方向へと進んでいきます。次回は、白老町中心街から若干離れた場所にある「北吉原駅」へと、進んでみることにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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