登別温泉の玄関口!室蘭本線・登別駅に行ってみよう!

室蘭本線の登別駅を紹介します。登別駅は、北海道を代表する温泉地「登別温泉」の玄関口となっている駅です。列車を降りて、温泉街の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。

室蘭本線は、一路登別市へ!北海道を代表する観光都市へ向かう

前回の虎杖浜駅を抜けてから、室蘭本線は隣町・登別市へと入っていきます。登別市は北海道を代表する観光都市であり、登別温泉をはじめとした魅力的な観光スポットが数多く集まっている場所となっています。

登別温泉には、近年アジア圏からの観光客も数多く訪れており、温泉や登別駅周辺は国際色豊かな場所となっています。もちろん、日本人にとっても魅力的な場所であることには変わりありません。

車窓から、国道側に広がる海を眺めて進みます。

温泉街以外は、市民も多く住んでいる場所となっています。

まさに温泉地のイメージを具現化した駅!登別駅とは?

室蘭本線の24個目の駅である登別駅は、登別市中心街の東側に位置しています。観光客が訪れる登別温泉からは7キロほど離れており、観光客の方はこの駅からバスかタクシーで登別温泉を目指すことになります。

登別駅は温泉の歴史と共に歩んできた駅であり、開業は1892年と大変歴史の深い駅でもあります。戦前には、駅から温泉を直接結ぶ「登別温泉軌道」が運用されていましたが、道路交通網の発展とともに廃止されてしまいました。

駅舎の雰囲気と、駅前の雰囲気、そして観光客が数多く訪れる場所であることから、まさに温泉街の駅といった風情を漂わせている場所だと言えるでしょう。「温泉には来たことがあるけれど、駅には行ったことがない」という方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

登別駅外観。江戸時代のような雰囲気の建物が特徴です。

夜の登別駅外観。昼間とは異なる、不思議な雰囲気を漂わせています。

駅入り口では、巨大なクマの置物が観光客を迎えます。

駅構内の様子。国内外の観光客が、主に札幌行きの列車を待っています。

ホームの様子。夜にはもやがかかることも多く、辺りを幻想的な雰囲気で包みます。

巨大な跨線橋からも見てわかるとおり、輸送能力が高い駅です。

跨線橋から眺めた苫小牧・岩見沢方面の線路。左手には登別マリンパークニクスも見えます。

古びれた看板が置かれています

ホームには、このように非常にわかりやすい表示もあります。

石造りのような、非常におしゃれな壁が印象的です。

駅前では、大きな鬼が出迎えてくれます。

夜の登別駅前は、温泉街のはずれといった雰囲気を醸し出しています。

昼間でも雰囲気はありますが、特に夜の雰囲気は一度見ておくべきでしょう。

登別駅周辺スポット①:登別温泉

登別温泉は、北海道有数の温泉地として知られています。これだけ登別温泉が確固たる地位を築いている理由には様々なものがありますが、やはり「古き良き温泉街」といった雰囲気が現在にまで息づいているという点が、非常に大きくなっています。

温泉街の街並み、ホテルや旅館が建ち並ぶ雰囲気、地獄谷や間欠泉などの見どころといった要素の全てが「温泉街らしい温泉街」を作り出しており、海外の方にとってはもちろんのこと、日本人にとっても風情とおもむきを感じさせる場所になっているのです。

登別温泉案内図。周辺には見るべき観光スポットが多く、1度や2度訪れただけでは全ての見どころは周りきれません。

温泉地の様子。ホテルや旅館などが建ち並ぶ半面、昔ながらの雰囲気を守っている部分もあります。

このような通りでは、昔ながらの雰囲気を十分に味わうこともできるでしょう。

登別に来たならば絶対に行きたい「地獄谷」。

自然の驚異と迫力に圧倒されます。

こちらもぜひ見ておきたい「間欠泉」。

噴出は定期的に起こっています。

登別駅周辺スポット②:登別クマ牧場

「の!ぼ!り!べ!つ!といえば」のCMで北海道民にはお馴染みの登別クマ牧場。温泉の方には訪れていても、登別クマ牧場には実は行ったことがない、という方も多いのではないでしょうか。クマ牧場は施設へ通じるロープウェイを含めて、満足度の非常に高い施設となっています。

クマ のエサやり体験などを通して猛獣であるクマと間近でふれあい、クマにまつわる歴史や文化も学ぶことができるこちらの施設は、単なるエンターテイメント施設にとどまらない懐の深い 場所となっています。お子さんはもちろんのこと、大人でも十分に楽しめる施設です。

ロープウェイで上から見ると、温泉街の印象もまた違ったものとなります。

登別温泉を育んでいる、大自然の山々です。

この可愛らしいクマに出会えたら、クマ牧場はもうすぐそこです。

猛獣であるはずのクマたちも、ここではとても愛おしく見えます。

ガラス越しに、この距離までクマと近づけるエリアもあります。

エサのもらい方を心得ているクマが多く、左のようにエサを見ると手を挙げてくれるクマもいます。

ヒグマ博物館。クマの歴史について、学ぶことができます。

ヒグマに限らず、世界中のクマの情報を知ることができます。

アイヌ人たちとクマとの関わり方については、心打たれるものがあります。

ヒグマ博物館の屋上は、クッタラ湖の展望台にもなっています。この日はあいにく写真のように何も見えませんでした。

帰り際、山々の景観を眺めている最中に、鮭とばを乗せたゴンドラ「とば2号」とすれ違いました。

まだまだある登別駅周辺観光スポット!

この他にも、登別駅周辺には「登別マリンパークニクス」や「登別伊達時代村」など、ぜひとも訪れてみたい観光スポットが数多く存在しています。ご家族で、カップルで訪れてみてはいかがでしょうか。

登別マリンパークニクス。「北欧ロマンと海洋ファンタジー」がテーマの水族館です。登別駅にも近く、アクセスも抜群です。

登別温泉へ行く途中で、このような気になる看板を発見しました。

江戸時代にタイムスリップしたような体験を味わえる登別伊達時代村。お子さんが楽しみながら歴史を学ぶ場合にもおすすめです。

登別駅のまとめ

登別駅は、温泉街の駅の雰囲気を存分に感じることができる場所です。登別温泉や周辺観光スポットを含めて、1日では周りきれないほど見るべきスポットが多く存在しています。一度温泉に来たことがあるという方も、ぜひもう一度、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
登別駅を過ぎると、室蘭本線は登別市内の山あいの地点を進んでいきます。次回は大きなトンネルを抜けた先にある「富浦駅」まで、進んでみることにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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