オロロンラインの初山別村について紹介します。かつてニシン漁で栄えたという初山別村。村の観光スポットは、中心街の北側にある「道の駅 ロマン街道しょさんべつ」周辺に集まっています。道の駅には温泉施設や天文台があり、その徒歩圏内には海水浴場や漁港もあるので、通り過ぎてしまうのはもったいないですよ。
初山別村の真の見どころは、中心街より北にある!
オロロンラインは折り返しを迎えたとはいえ、ゴールの稚内・宗谷岬まではまだ140キロ以上の距離があります。まだまだ北上の旅は続きますので、初山別村ではいったん休憩もかねて、中心街より北側にある「道の駅 ロマン街道しょさんべつ」などの施設でゆったりと過ごしましょう。
初山別村の位置関係。こうして見ると、稚内までまだまだ距離があることがよくわかります。
道の駅 ロマン街道しょさんべつの入り口。国道232号線を北上し、この看板があるところで左折しましょう
初山別村は、中心街より北側に見るべき観光スポットが数多く集中しているため、観光で訪れた際は、中心街だけを見て通り過ぎてしまわないようにしましょう。初山別村の有名なスポットは、オロロンライン上の他の自治体と同様、道の駅を中心に集中しています。
初山別村の観光の起点!「道の駅 ロマン街道しょさんべつ」とは?
「道の駅 ロマン街道しょさんべつ」は、「しょさんべつ温泉 岬の湯」という温泉施設の他に、オロロンライン上の他の道の駅にはない「しょさんべつ天文台」を抱えています。
道の駅周辺には、オートキャンプ場や「ともしび」「北極星」という二つのレストラン、豊岬(とよさき)海水浴場などがあります。それぞれのスポットには徒歩でアクセスできる点も大きな魅力です。もちろん、施設内の随所で日本海の絶景を一望することもできます。
「道の駅 ロマン街道しょさんべつ」について、詳しくはこちらを参照してみてください。
道の駅の案内板。敷地内のすべての施設が徒歩圏内にあり、アクセス面も良好です。
施設外観。派手さはありませんが、地域に根差した落ち着いた雰囲気の建物です。
温泉施設と向かい合う形で、軽食などが楽しめるレストラン「ともしび」が建っています。
天文台までは若干距離がありますが、適度なアップダウンのある、丁度良いウォーキングコースとなっています。
しょさんべつ天文台は、日本最北端の場所にある天文台です。特に夏場の海水浴やキャンプシーズンには賑わいを見せます。夜空の星に自分で好きな名前を付けることができるサービス「マイ・スターシステム」があるなど、夏の日の思い出作りにもピッタリの場所です。
道の駅から日本海を望み、ニシン漁の名残を感じる
素晴らしい日本海の眺めを望むことができる、道の駅 ロマン街道しょさんべつ、。村においての中では一番のビュースポットです。また、ここから徒歩で「豊岬海水浴場」や「豊岬漁港」へアクセスすることもできます。
初山別村もほかのオロロンライン上にある自治体と同様、かつてはニシン漁が盛んにおこなわれていた村でした。道の駅から見下ろす日本海は、その当時から変わらない自然の光景を私たちに見せてくれます。変わってしまったのは、人間の営みだけなのです。
にしん街道の大きな看板がある場所からは、日本海の景観を一望することができます。
こちらからは豊岬海水浴場や豊岬の集落、晴れていれば遠く遠別町や天塩町まで見渡すこともできます。
こちらの階段から、豊岬海水浴場や豊岬漁港へ降りていくことができます。
漁港と日本海の景観。快晴の日であれば、遠くに利尻島や礼文島の影を見ることもできます。
ニシン漁の文化についての解説もありました。初山別村が栄えていた時代のことに思いをはせることができます。
巨大な灯台「金毘羅岬灯台」も忘れずに見ておこう
しょさんべつ天文台のさらに先の方には、赤と白に着色された印象的な灯台がそびえています。この灯台は「金毘羅岬灯台」と呼ばれるものであり、今もなお日本海の大海原を見つめ続けています。
金毘羅岬の名前の由来は、初山別村の近海において海が荒れやすかったことからきています。夏場は荒天、冬場は荒天に加えて吹雪によって、多くの海難が発生してしまったことから、海上交通の守り神である「金毘羅様」を祀って、岬の名前を金毘羅岬としたのです。
1969年にこの場所に灯台が建設されると、次第に海難事故の件数は減っていき、現在では荒れた海であっても安全に航行できるようになっています。
金毘羅岬灯台。全長55メートルの巨大な灯台であり、近くに寄ると想像以上に迫力があります。
金毘羅岬と灯台の歴史が記されています。
灯台周辺は「みさき公園」となっており、さらに高い位置から日本海を一望することも可能です。
初山別村のまとめ
初山別村は、村の中心街よりもさらに北にある道の駅、ロマン街道しょさんべつを中心に、観光スポットが集結しています。日本海の絶景に抱かれた道の駅の施設や灯台、天文台などは、単なる景観スポットというだけでなく、村の歴史や文化を伝える場所にもなっているのです。
道の駅でひと休みしたら、車をさらに北側へ走らせていきましょう。次回は、初山別村からおよそ25キロ北上したところにある「遠別町」を訪れてみたいと思います。
Ichiro
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