寿都町の道の駅 みなとま~れ寿都を紹介します。日本海の海風を感じられる町で、寿都湾で水揚げされた海産物などをいただいて過ごしましょう。積丹半島の魅力が詰まった道の駅の魅力を解説します。
海風を身近に感じて過ごせる町・寿都町!アクセス方法は?
小樽市の西、余市町から積丹半島を囲むように走っている国道229号線は、日本海側を通り抜けて函館方面まで続いている長い幹線道路となっています。日本海の景観を眺めながらドライブが楽しめる、道南方面の定番ドライブスポットのひとつです。
そんな国道229号線の途中に位置している町・寿都町は、人口3,000人ほどの小さな町であり、日本海に面している海風を感じられる町です。寿都町には「寿都湾」という湾があり、湾に面した寿都港からは毎日漁船が沖に出て行っています。
札幌市から寿都町へは、積丹半島を周回する国道229号線を通るルートよりも、国道5号線からアクセスするルートの方が早く着くことができます。札幌から余市町まで行ってから国道5号線を南下し、岩内町から国道229号線に乗ります。岩内町から国道229号線を40分ほど南下していけば、寿都町に行くことができます。
寿都漁港の様子。数多くの漁船が停泊しており、活気あふれる場所となっています。
道の駅 みなとま~れ寿都は、この寿都漁港の目の前に位置しています。
港の前で海風を感じるひと時を!道の駅 みなとま~れ寿都とは?
道の駅 みなとま~れ寿都は、寿都町役場のすぐ近くに位置している寿都町の交通の要所です。寿都町の寿都漁港に隣接しており、漁船が沖に出る様子を見ることができる場合もあります。
2008年に開館したばかりの施設は新しくきれいであり、コンクリート造りで近代的な様相を持った建物でもあります。テラス席からは寿都町の漁港と海を一望することもでき、晴れた日には開放的な気分にひたることができます。
道の駅 みなとま~れ寿都の外観。コンクリート打ちっぱなしの造りは非常に近代的な雰囲気を持っており、新しい町のシンボルとして重要な役割を担っています。
駐車場はそれほど大きくないため、大型連休の際などには混雑することが予想されます。
道の駅の入り口には、「保津船」という古めかしい漁船が設置されています。かつて寿都町がニシン漁で栄えていた時代に実際に利用された漁船であり、使用された船の中でも最も大きなものとなっていました。ニシン漁が衰退してしまった現在でも、当時の栄華の象徴として、このように保存されています。
漁業が基幹産業となっている寿都町のシンボルは、やはり町を支え続けている漁船です。
寿都町は他の日本海側の自治体と同様、昭和初期ごろまではニシン漁で栄えた町でした。ニシン漁の隆盛を思わせる、当時利用されていた巨大な漁具が展示されており、にしん漁の歴史に思いをはせることができます。
駐車場の反対側、役場側から見た道の駅施設外観。開放的な印象のあるエントランスが大きな特徴です。
晴れた日には、エントランス前に設置されているテラス席で軽食を食べて過ごすのも良いでしょう。
エントランスでは、寿都町の歴史が詳細に解説されています。
道の駅内部の様子。ガラス張りの大きな窓が取り付けられていることから、自然光が降り注ぐあたたかな雰囲気の施設となっています。
2階から見下ろした道の駅施設の様子。巨大な施設ではないものの、設備がきれいに整備されており新しいことから、非常に過ごしやすい場所となっています。
2階には子供さんが楽しむことのできるキッズルームも用意されています。
2階では、セルフサービスでお水を飲むこともできます。手書きの案内文には、ハンドメイドならではのあたたかみもあります。
寿都町の素晴らしい景観や観光スポットを撮影した写真が、2階に飾られています。
1階では、寿都町のさまざまな特産品が販売されています。
道の駅施設内やテラス席では、売店で注文したうどんやそば、カレーなどのメニューを好きな席でいただくことができます。
今回は、こちらの道の駅の名物にもなっている「船澗(ふなま)弁当」をいただきました。
寿都産の天然岩海苔が敷き詰められたごはんには、こちらも寿都の名産である「生炊きしらす佃煮」が混ぜ込まれています。佃煮の甘じょっぱさを岩海苔の塩加減がしっかりと締めていて、絶妙なバランスの味付けで食べ進めることができる1品です。テイクアウトも可能ですが、ぜひとも温かいうちに食べておきたい品だと言えるでしょう。
道の駅 みなとま~れ寿都まとめ
道の駅 みなとま~れ寿都は、寿都町の漁港が目の前に位置する、海風を感じながら過ごせる場所となっています。近代的な造りのおしゃれな施設で、寿都町のグルメを楽しんだり、かつて栄えたニシン漁に思いをはせたりしながら過ごしてみてはいかがでしょうか。
Ichiro
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