むかわ町の道の駅 むかわ四季の館を紹介します。札幌からもそれほど離れていない場所に位置するむかわ町は、襟裳岬など日高地方へのドライブの際にぜひとも立ち寄りたい町となっています。観光客向けから地元の方向けまで、さまざまな施設が入居した道の駅にも注目です。
浦河方面へ向かう際の中継地点! 道の駅 むかわ四季の館へのアクセス方法は?
札幌から道央道を経由しておよそ1時間20分、苫小牧市の東側に位置しているむかわ町は、2006年に旧鵡川町と旧穂別町が合併して誕生した自治体です。旧鵡川町はシシャモを中心とした漁業、旧穂別町はメロンを中心とした農業が盛んであり、両者の特色がしっかりと守られる形で町政が運営されています。
むかわ町は道央圏から道東圏への入り口に当たる自治体でもあり、むかわ町からさらに南下していくと浦河町、そして北海道の南端にほど近い襟裳岬へと向かっていくことになります。
そんなむかわ町にある道の駅 むかわ四季の館は、国道235号線、通称「浦河国道」を南下していく途中に位置しています。むかわ町から浦河町、そして襟裳岬まではもう少し距離がありますので、ドライブやツーリング中の休憩でも立ち寄ってみると良いでしょう。
札幌方面からむかわ町へ向かう途中の景観。広々とした北海道らしい景観が広がっています。
スポーツジムまで備えた複合施設! 道の駅 むかわ四季の館とは?
道の駅 むかわ四季の館は、2003年に道の駅として登録されたスポットです。国道235号線上の休憩スポットとして役割を担っており、200台以上を停めることのできる巨大な駐車場も完備されています。
道の駅には物産館やレストランなどに加えて、鵡川温泉「四季の湯」、宿泊施設、図書館コーナー、さらにスポーツジムまでそろっており、充実した設備で人気を集めているスポットとなっています。
単純にドライバーたちの休憩スポットとしてだけでなく、地元住民にとっての健康増進やコミュニティセンターとしての役割も大きく、また道の駅の施設を目当てに遠方から訪れる方も数多くいらっしゃいます。
道の駅 むかわ四季の館外観。巨大な宿泊施設の建物が目印であり、遠方からでも場所がすぐにわかるようになっています。
道の駅の概要説明。
むかわ町のマップもあり、観光をする前にぜひとも寄っておきたい施設にもなっています。
むかわ町で出土した恐竜「むかわ竜」のキャラクター。
2003年に穂別地区で出土したハドロサウルスをモチーフとしたキャラクターになっています。
道の駅内部の様子。むかわ町の特産品を使ったお土産なども数多く揃っています。
むかわ町特産のシシャモも、産地直送で直売されています。
出土した「むかわ竜」の解説パネル。写真のとおり、尾骨の一部が出土しました。
むかわ町出身の元スピードスケート選手、田畑真紀の活躍を解説したパネルが展示されています。1994年のリレハンメル大会から2014年のソチ大会まで合計5回のオリンピックに出場し、2010年バンクーバー大会では女子団体パシュートで史上初の銀メダル獲得に貢献しました。
施設内にあるコーヒーショップ「四季」。自然光が降り注ぐ明るい店内であり、ゆったりとくつろぐことができます。
ノーベル賞受賞者!鈴木章博士を称えるブースも!
施設内には、むかわ町出身で2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章博士の功績を称えるブースも設けられています。鈴木博士は北海道大学の名誉教授を務めており、1979年にパラジウムを触媒として炭素同士をつなげることのできる「鈴木・宮浦カップリング」という技術を開発しました。
その功績が認められ、2010年には日本人として7人目となるノーベル化学賞を受賞し、むかわ町の名誉町民となりました。施設内では、鈴木博士の功績が化学についての知識がない方でもわかりやすいように解説されています。
ブースでは、鈴木博士の巨大な胸像が出迎えてくれます。
鈴木博士は北海道民として初のノーベル賞受賞者にもなりました。むかわ町の自然が、鈴木博士の偉業にも少なからず寄与しています。
長年にわたる研究の功績が認められ、2010年にノーベル賞受賞者となった鈴木博士。2016年で86歳となった現在も、北海道大学の名誉教授を務めています。
道の駅 むかわ四季の館のまとめ
道の駅 むかわ四季の館は、国道235号線上で浦河方面へのドライブ中に立ち寄りたい施設です。休憩所や特産物販売コーナーだけでなく、温泉やスポーツジムまで完備された複合施設として、遠方から訪れる人も数多い場所となっています。むかわ町ゆかりの人物に関する展示なども充実しており、楽しむことのできるポイントが数多いスポットだと言えるでしょう。
Ichiro
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