芦別市にある道の駅 スタープラザ芦別を紹介します。かつて炭鉱で栄えた芦別市ですが、現在は過疎化の進む街となってしまいました。しかし人が少ないからこその澄んだ空気は、夜に満天の星空をもたらすものとなったのです。
炭鉱が築いた黒いダイヤの町・芦別市！アクセス方法は？
北海道において炭鉱で栄えた町の代表格といえば、やはり夕張市が真っ先に挙げられます。ただ、北海道には他にも炭鉱で一時代を築いた自治体が数多く存在していることも事実です。「炭都」夕張市もある空知地方には、かつて炭鉱で栄えた町が集結しています。
空知地方の東側に位置している町・芦別市も、そんな炭鉱で獲れる「黒いダイヤ」とも呼ばれる石炭によって大きく発展した町のひとつです。かつて、町の人口は7万人を超え、夕張市には及ばないものの北海道における炭鉱の一大拠点となっていました。
しかし芦別市も他の炭鉱で栄えた町と同様に70年代以降急速に衰退してしまい、現在は人口15,000人程度の小さな町となっています。かつて炭鉱で栄えた他の町と同様、観光による町おこしを画策しましたが、バブル崩壊とともに観光路線も失敗。現在では、そんな観光路線で主要な役割を担った施設の跡地なども、寂しく残されています。
札幌市から芦別市へは、道央自動車道を利用してアクセスします。札幌から道央自動車道に乗って、北上していって「滝川IC」で下ります。ICから国道38号線を東側に向かって進んでいくと、芦別市にたどり着けるでしょう。札幌からの所要時間はおよそ1時間半程度と、比較的気軽にアクセスすることが可能な町となっています。
芦別市の観光路線の目玉であった、旧「北の都芦別」の様子。芦別市のリゾート地としてバブル期に誕生したこちらの施設は、その後採算が合わなくなり運営会社が転々とし、現在は宿泊施設としては使われなくなっています。
芦別市のシンボル的な存在になっている「星の降る里大橋」です。総延長265メートル、最大高さ62.5メートルの大きな橋となっています。道の駅の裏手にかかっているため、道の駅からは迫力ある姿を間近で見ることができます。
星の降る里の観光拠点！道の駅 スタープラザ芦別とは？
道の駅 スタープラザ芦別は、北海道内でも特に星がきれいに見える芦別市の観光拠点となる施設です。「星の降る里」ということで、星空の下に中世の洋館のような出で立ちでおしゃれにたたずむ建物のフォルムは美しいものとなっています。
道の駅ではおなじみの農産物直売所のほか、子供さんが楽しく遊ぶことができる遊具広場など、小ぢんまりとしていながらもドライブの休憩を楽しいものにできる施設はそろっており、ぜひとも休憩がてらに立ち寄っておきたい場所となっています。
道の駅 スタープラザ芦別の看板。国道38号線に分かりやすく出ているため、迷わずにアクセスすることができるでしょう。
道の駅の全景。施設の裏手には「星の降る里大橋」、そして旧「北の都芦別」の巨大な観音像の姿も見ることができます。芦別市を象徴する場所のひとつです。
道の駅の農産物直売所は、施設と離れた場所に独立して位置しています。主要な運営者が独自に名前を付けており、「かあちゃん市」など特色ある名前がつけられています。
新鮮な農産物が数多く販売されており、地元の方も足しげく通う場所になっています。
道の駅施設外観。中世の洋館を模したような施設は、おしゃれでひときわ目を引くものです。
施設内では芦別市特産のお土産のほかに、北海道ならではの土産物も数多く販売されています。
道の駅施設のエントランスには、巨大な「黒いダイヤ」である石炭が展示されています。芦別市の最盛期の様子を思い起こさせる、重要な遺物です。
道の駅施設の裏手には、子供さんが楽しめる遊具が数多くそろっています。ちょっとしたアスレチックで、楽しく遊んですごしましょう。
道の駅 スタープラザ芦別のまとめ
道の駅 スタープラザ芦別は、芦別市の観光拠点・休憩スポットとして重要な建物となっている施設です。農産物直売所以外にも子供さんが楽しめる遊具広場など、休憩時に退屈せずに過ごすことのできる施設がそろっています。かつて炭鉱で栄えた町の今のリアルな姿を体感しに、ぜひとも訪れてみてはいかがでしょうか。
Ichiro
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