厚沢部町の道の駅 あっさぶを紹介します。函館にもほど近い位置にある厚沢部町は、渡島檜山地方の中では珍しく海に面しておらず、そのために林業や農業が盛んになりました。道の駅は、厚沢部町の魅力をコンパクトに凝縮したものとなっています。
道南の内陸寄りに位置する町・厚沢部町!アクセス方法は?
日本海に沿って函館方面へ南下していく国道229号線。そんな国道229号線は、乙部町と江差町の中間地点で国道227号線と交わります。交わった国道227号線を進んでいった先にあるのが、函館市からもほど近い位置にある町「厚沢部(あっさぶ)町」です。
厚沢部町は人口4,000人ほどの小さな町であり、道南・渡島檜山地方の中では珍しい海に面していない町となっています。内陸寄りにあるため、町の主要な産業も漁業ではなく、農林業であることも特徴です。
札幌市から厚沢部町へは、小樽市から続く国道5号線を進んで岩内町から国道229号線に乗り、しばらく南下を続けていきます。国道229号線を道なりに進み、乙部町を過ぎたあたりで国道227号線の分岐があるため、左折して国道227号線に入ります。あとは道なりに行けばOKです。札幌からの所要時間はおよそ4時間半と、ロングドライブを楽しむことができます。
厚沢部町の様子。家が点々と建っているほかは農地や林が広がっています。厚沢部町には海がないことから、函館周辺の他の自治体とはまた違った風景が広がっています。
メークインの産地でコロッケをいただこう!道の駅 あっさぶとは?
道の駅 あっさぶは、農林業で有名な厚沢部町にふさわしく、林に囲まれた場所に位置している道の駅です。施設の裏手には林が広がっており、木々が生い茂る中に位置している道の駅となっています。
道の駅施設は厚沢部町で伐採されたヒノキアスナロ(ヒバ)材を利用しており、木のぬくもりにあふれた建物となっています。施設は2013年にリニューアルされたことから非常にきれいであり、町の特産物を販売する物産センターは土日を中心に賑わいを見せています。
厚沢部町の農業では、メークインが著名なものとなっており、厚沢部町は日本におけるメークイン栽培発祥の地にもなっています。道の駅施設では、厚沢部町で収穫されたメークインを使ったコロッケも、人気を集めています。
道の駅 あっさぶの駐車場の様子。うっそうとした林が駐車場の脇に広がっており、自然の息吹を身近に感じることができます。
道の駅施設外観。ヒバ材で作られた施設は木のぬくもりにあふれており、温かみを感じることのできるものとなっています。裏手には、そんなヒバ材もはぐくんでいる林が広がっています。
トイレは少し離れた場所に位置しています。トイレの建物も道の駅施設と同様、ヒバ材を利用したものとなっているのが特徴です。
厚沢部町は、日本で最初にメークイン栽培が始められた場所です。元々イギリスで栽培されていたメークインは、大正14年に日本に持ち込まれ、現在の厚沢部町の場所である「檜山農事試験場」で栽培の研究が行われました。
施設内の様子。ヒバ材で作られたぬくもりにあふれる内装が大きな特徴となっています。
昔懐かしい暖炉も置かれており、冬場には実際に利用されています。
物産センターは、施設のリニューアル後に敷地面積が増設されました。厚沢部町の農業の魅力を間近に感じられる場所となっています。
メークイン発祥の地である厚沢部町では、メークインを使った「あっさぶメークインコロッケコンテスト」が行われており、道の駅では過去2年間に最優秀賞に輝いたコロッケを食べることができます。
こちらが今年最優秀賞となった「あっさぶきのこじゃん!コロッケ」です。マイタケ、シイタケ、キクラゲといったきのこの他に、ニンジンやパプリカなども入っており、非常にヘルシーなコロッケとなっています。
道の駅 あっさぶのまとめ
道の駅 あっさぶは、渡島檜山地方では珍しい海に面していない自治体ということもあって、他の函館周辺の道の駅とは違った雰囲気の施設となっています。裏手に林が広がっている道の駅施設は木のぬくもりにあふれており、落ち着いたひとときを過ごすことができるでしょう。厚沢部産のメークインを使ったコロッケも、ぜひとも食べてみてください
Ichiro
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