江差町の道の駅 江差を紹介します。あの「江差追分」も発祥した、江戸時代の海上交易の要所だった江差町。道の駅はもちろん、すぐ近くに位置している「えさし海の駅」にも、必ず立ち寄っておきましょう。
日本海に面した江差追分発祥の地・江差町!アクセス方法は?
渡島檜山地方は、広大な日本海を一望できる自治体が多い地域です。海の見える自治体を数多く抱える渡島檜山地方の中でも、函館市、松前町と並んで全国的な知名度が高い自治体が「江差町」です。江差町は北海道を代表する民謡「江差追分」の発祥の地でもあり、北海道外でも知名度が非常に高い町となっています。
江差町は人口8,000人ほどと、渡島檜山地方の中では函館市・北斗市に次ぐ規模の町です。函館市と松前町と同様に北海道内で最も早く開けた自治体でもあり、江戸時代から海上交易の要所として重要視されてきた場所でした。漁業も古くから盛んであり、現在でも町の基幹産業として漁業が息づいています。
札幌市から江差町へは、小樽市から続く国道5号線を進み、岩内町から国道229号線に乗ってしばらく南下を続けていきます。国道229号線を真っ直ぐ進むと、途中で国道227号線に合流し、さらに国道228号線へと合流することになります。国道228号線に合流したあたりで、江差町に差し掛かっていくこととなります。札幌からの所要時間はおよそ4時間半と、かなりのロングドライブになります。
道の駅 江差の駐車場から見た海の様子。江差町は雄大な日本海がはぐくんだ町であり、町が開けた江戸時代から変わらない海の光景を今でも楽しむことができます。
大海原を眺めて日本海の雄大さを感じよう!道の駅 江差とは?
道の駅 江差は、江差町の特徴である日本海の大海原を間近で見ることのできる施設です。駐車場と道の駅施設がほとんど海に面しており、晴れた日には遠く奥尻島方面までも見渡すことができます。
道の駅の駐車場から、海岸の砂浜までは直接行くことができ、海沿いを散策して楽しむことができます。海風に吹かれながらちょっとしたお散歩を楽しむのもよいでしょう。奥尻島や江差町の中心街なども、砂浜から見渡すことが可能です。
道の駅施設自体は小さいものの駐車場は広く取られているため、ドライブ時の休憩に利用する際には困ることは少ないでしょう。札幌などからロングドライブをしてきた際には、ぜひとも江差町あたりで一度休憩を取っておきたいところです。
道の駅 江差には、鉄道駅を模したような駅名表示板が設置されています。
江戸時代、江差に実在したとされているとんちの名人「江差の繁次郎」にちなんで、道の駅 江差の前に広がる砂浜は「繁次郎浜」という名前が付けられています。
道の駅駐車場には、「江差の繁次郎」のモニュメントが設置されています。繁次郎は江差の人々に笑いを届け続け、「笑え 笑え へば ええごとある」が口癖であったと言われています。
「繁次郎浜」の様子。遠くに江差の中心街を望むことができる、素晴らしいロケーションの場所となっています。
駐車場の様子。広々としており、十分に余裕のある駐車スペースが設けられています。
江差町のマップ。道の駅施設は江差町中心街から少し離れた場所にあり、中心街までは車でおよそ5分の場所に位置しています。
道の駅施設の様子。江戸時代のニシン番屋をイメージした施設になっており、雰囲気のある施設となっています。
トイレも番屋を模したものになっており、ニシン漁全盛期を思い起こさせるものとなっています。
道の駅と一緒に、「えさし海の駅」にも寄っておこう!
全国各地にある「海の駅」とは、その名のとおり道の駅と似たコンセプトを持った、海の休憩スポットとなっている施設です。小型の船舶を停留させることができるようになっており、ヨットやモーターボートといった船舶が数多く停まっています。海の駅は全国に151ヶ所存在しており、海上ネットワークの重要な拠点にもなっています。
江差町にある「えさし海の駅」には、戊辰戦争で活躍した幕府の軍艦「開陽丸」が展示されており、江差町のシンボルのひとつとなっています。ドライブの途中で立ち寄ったという方も、巨大な軍艦の迫力を感じながら、海風に吹かれてゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
江差海の駅の外観。軍艦開陽丸の他にも、開陽丸の資料館や「青少年センター」がある、複合型の施設となっています。
開陽丸の模型。戊辰戦争で幕府軍の中心となって戦った開陽丸は、榎本武揚らを乗せて活躍していました。
復元された開陽丸。巨大な軍艦は、圧倒的な迫力とスケールを持っています。
開陽丸の近くには、実際に小型の船舶が多数停泊できる施設があります。この日も、ヨットやモーターボートなど様々な船舶を見ることができました。
施設内には、子供さんが楽しめるジャングルジムなどの遊具も設けられています。
道の駅 江差のまとめ
道の駅 江差は、江差町の広大な日本海を見渡すことができる施設です。江戸時代からの歴史ある町、江差町で、昔から変わることのない大海原を見渡しながら過ごしましょう。道の駅から4キロほど離れた場所にある「海の駅」にも、ぜひとも忘れずに立ち寄っておきましょう。
Ichiro
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