三笠市にある道の駅 三笠を紹介します。太古のロマンあふれるこの街には、北海道の道の駅第1号となった「道の駅 三笠」があります。北海道の道の駅のパイオニア的施設の魅力を、存分に感じてみましょう。
古代の息吹を感じられる街! 道の駅 三笠へのアクセス方法は?
札幌から高速道路を利用しておよそ1時間程度。空知地方の玄関口に位置している三笠市は、恐竜やアンモナイトなどの化石が相次いで発見されるなど古代の息吹を感じることのできる街です。
他の空知管内の街と同様、三笠市もかつては炭鉱事業で巨万の富を築いており、全盛期は5万人ほどの人口を抱える比較的大きな街でした。しかし、エネルギー革命によって主要エネルギーが石炭から石油へと変わっていったことで炭鉱は次々と閉山。人口の流出も激しく、現在では市政を敷いているにもかかわらず人口が1万人を割り込み、高齢化率も45%程度にまで上昇している街となっています。
そんな三笠市にある道の駅 三笠は、札幌から続く国道12号線上に位置している施設です。札幌から、または札幌へ戻る途中のドライブ時にひと休みするために、ぜひ立ち寄ってみましょう。
道の駅 三笠の駐車場。十分なスペースが設けられているため、余裕を持って車を停められ、ドライブの疲れもしっかりと癒すことができます。
北海道の道の駅第1号! 道の駅 三笠とは?
道の駅 三笠は、1993年に道の駅として登録されたスポットです。道の駅 三笠は、北海道で最初に登録された道の駅であり、日本で最初に道の駅として登録された103ヶ所のうちのひとつとなっています。ちなみに、公式な日本第1号の道の駅は新潟県にある、「道の駅 豊栄」です。
1993年にできた施設のため、外観からは若干の年季が感じられるものの、北海道の道の駅がこの地から少しずつ広まっていったことを考えると非常に感慨深いものがあります。施設内には農産物直売所や観光案内所、そしてラーメン店「だるまや」、三笠天然温泉「太古の湯」などがあり、道の駅のプロトタイプといった施設がそろっています。
道の駅 三笠の看板。巨大な看板が国道12号線に面して立っているため、こちらを目印にアクセスしましょう。
施設外観。全体的に若干年季を感じますが、そのぶん昔からある場所だということが分かり、歴史を感じられます。飲食店や地場産の作物、観光案内所などがそろった道の駅は、北海道ではここ三笠市から全道へと広がっていきました。
道の駅施設のすぐ隣にある天然温泉「太古の湯」です。天然素材を中心にして作られた大浴場が目玉であり、熱心なリピーターも訪れる施設となっています。
巨大な農産物直売所もあります。三笠市は炭鉱が衰退して以降、農業に産業の主軸を移し、現在は新鮮な農作物が街の基盤を支え続けています。
新鮮な果物などもふんだんに採れ、産地直送で販売されています。
農産物直売所と連結して、ソフトクリームやあげいもなどが販売されている「食の蔵」という売店街も展開されています。
ラーメン店「だるまや」です。ラーメン以外にも豊富なメニューが用意されています。
道の駅施設では、三笠の四季折々のイベントが紹介されています。
三笠市の特産品が販売されています。
三笠市内で発掘されたアンモナイトの化石が展示されています。こちらで記念撮影を行う方も多くなっています。
アンモナイトの隣には、可愛らしいキツネのはく製が飾られていました。
コンビニもあるため、ドライブ途中に飲み物などを買い足す際にも寄りたいところです。
道の駅施設の裏手には広々としたパークゴルフ場が広がっています。軽く体を動かしたい方にも持って来いの場所です。
2005年には道の駅施設の隣に「イオン三笠ショッピングセンター」が誕生。こちらも広々とした駐車場を備えた施設となっています。道の駅、イオンともに、市民の生活とは切っても切り離せない存在になっており、三笠市内だけでなく周辺市町村からも買い物客などが数多く訪れる場所となっています。
広々とした駐車場が印象的なショッピングセンターです。
三笠市への出店には当初懐疑的な意見もありましたが、周辺市町村からも数多くの買い物客が訪れており、特に休日には賑わいを見せています。
道の駅 三笠のまとめ
道の駅 三笠は、北海道で最初に誕生した道の駅です。北海道において道の駅はここ三笠から広がっていき、2017年時点で全道に117ヶ所を数えるまでになりました。農産物直売所やラーメン店など、その後広まっていった道の駅の原型となる施設がそろったこちらの道の駅は、シンプルながらもドライバー、そして地元住民にとって欠かせない施設のひとつとなっています。
Ichiro
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