津別町にある道の駅 あいおいを紹介します。道東地方とオホーツク海側の地域の狭間に位置する津別町には、かつて旧国鉄相生線という鉄道が走っていました。道の駅ではそんな国鉄時代の雰囲気が楽しめる鉄道公園や、名物「クマヤキ」などを楽しめます。
道東とオホーツクの境界線にある町・津別町!アクセス方法は?
釧路・根室地方のある道東地方と、遠くロシアまで続くオホーツク海に面した網走地方。その二つの地域の境界線に位置している小さな町が、「津別町」です。津別町は人口が5,000人を割り込む小さな町であり、網走地方の中でも内陸部に位置している町です。
札幌から津別町へは、道東自動車道を利用して向かうと最速で到着できます。札幌から道央自動車道に乗り、千歳の道東自動車道分岐で東に向かいます。そこから本別ジャンクションまで進んで足寄方面に向かい、「足寄IC」まで進んで一般道へ降ります。その後国道242号線・国道240号線を経由して道なりに進むと、津別町に到着します。札幌からの所要時間はおよそ4時間半と、かなりのロングドライブとなります。
津別町は道東地方の湖「阿寒湖」にもほど近い場所に位置しており、阿寒湖温泉にも近い場所にあります。阿寒湖については、記事後半で解説しています。
山に囲まれた森のオアシス!道の駅 あいおいとは?
道の駅 あいおいは、釧路と網走を結んでいる国道240号線上に位置する道の駅です。モダンな山小屋のような雰囲気を持った施設内には飲食コーナーや特産物直売所、さらに名物の「クマヤキ」を販売する屋台などが設けられています。廃駅となってしまった旧国鉄相生線の「北見相生駅」の駅舎も残されており、ちょっとした公園にもなっています。
道の駅 あいおいは、阿幌岳などの津別町を象徴する山々に囲まれた場所に位置しています。津別町中心街からは、およそ20キロほど離れた場所にあるのも特徴です。
道の駅施設外観。やはり、名物である「クマヤキ」の文字がひときわ目を惹きます。
道の駅名物の「クマヤキ」は、道北地方の新たな名産品としてSNSなどで密かな話題になっているお菓子でもあります。津別町を訪れたら、忘れずに買っておきたい一品です。
クマヤキが推されているので、まずはクマヤキを買って食べてみました。北海道らしいヒグマを模した可愛らしいデザインのお焼きで、中には生クリームとつぶあんがぎっしりと詰まっています。小腹がすいた時にもぴったりのお菓子です。
道の駅施設内の様子。特産物の直売などが行われています。
北海道産そば粉にこだわった「そば処 あいおい」や、観光案内所なども施設内にあります。
隣接する形で旧国鉄相生線「北見相生駅」の駅舎を中心とした「相生鉄道公園」が広がっています。
北見相生駅の駅舎と、実際に利用されていた線路があります。
実際に利用されていた車両も、間近で見ることができます。
駅名表示板です。北見相生駅は、旧国鉄相生線の始発駅として利用されていました。国鉄が民営化されるより前の1985年に廃線となり、バス路線に切り替わっています。
阿寒湖温泉も至近!阿寒湖のほとりでゆったり過ごそう!
道の駅 あいおいから車でおよそ20分ほどのところには、道東を代表する湖のひとつである阿寒湖が広がっています。阿寒湖のほとりには阿寒湖温泉街もあり、温泉宿やホテルなどが立ち並ぶ情緒あふれるスポットとなっています。
阿寒湖の観光船に乗ったり、湖のほとりをゆったりと散策したり、お金をかけてもかけなくても楽しむことができます。道の駅に立ち寄った際には、阿寒湖にも忘れずに寄っておきましょう。
阿寒湖畔の様子です。火山活動によって生まれたカルデラ湖であり、雄阿寒岳や周辺の山々の雄大な姿とともに、素晴らしい景観を作り出しています。
阿寒湖は豊かな生態系をはぐくんでいる湖でもあります。この日は、数多くのカモが飛来していました。
観光船に乗って、阿寒湖畔をゆったりと周遊しながら、豊かな自然を感じて過ごしましょう。
阿寒湖畔には温泉旅館やホテルなどが数多く建ち並ぶ「阿寒湖温泉」が形成されています。阿寒湖はマリモで有名であり、無料で利用できる手湯「マリモの湯」をはじめ、マリモにまつわるグッズなども数多く販売されています。
阿寒湖温泉には、アイヌ人の暮らしていた村を再現した「阿寒湖アイヌコタン」もあります。悠久の歴史を持つアイヌ文化に、ぜひとも触れてみましょう。
道の駅 あいおいのまとめ
道の駅 あいおいは、津別町の南側に位置している道の駅です。名物の「クマヤキ」をはじめとした特産品を味わい、周辺の山々の景観や旧国鉄相生線の遺構などを見て楽しみましょう。車で20分ほど行ったところにある阿寒湖や阿寒湖温泉にも、忘れずに寄っておきたいところです。
Ichiro
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