中川町にある道の駅 なかがわを紹介します。名寄市よりも北に位置する中川町の、山や川を中心とした自然いっぱいの道の駅で、川のせせらぎの音を聞きながらのんびりとした時間を過ごしてみましょう。
宗谷地方との境界に位置する町・中川町!アクセス方法は?
北海道の中でも特に旭川以北の道北地方は、特に冬場にはその緯度の問題もあって強烈な寒さに見舞われることも少なくありません。最北の稚内市は海峡に面していることもあり例外ですが、内陸部に位置する自治体は冬場にはマイナス30度に近い寒さとなることも珍しくないのです。
そんな寒い冬が待っているからこそ、短い夏の期間は尊いもの。特に夏の晴れた日には、札幌近郊や道南地方とは明らかに質の違う「抜けるような青空」を思う存分楽しむことができるのが、道北地方の夏の大きな魅力です。そんな道北にある、宗谷地方との境界線上に位置する町のひとつが「中川町」です。
中川町は人口1,600人程度の小さな町であり、パンケ山・ペンケ山といった2つの山々と、天塩川を中心とした豊かな川の流れによって作り出されているのどかな雰囲気に満ちた町となっています。
札幌から中川町へは、道央自動車道を利用して、まず旭川市の先に位置する「士別剣淵IC」まで北上していきます。そこから国道40号線を通ってさらに北上し、音威子府村の分岐でも国道40号線を選択して進んでいくと、中川町に行くことができます。札幌からの所要時間はおよそ3時間半であり、道北方面へのロングドライブとなります。
中川町は国内最大級の体長11メートルにもおよぶ首長竜の化石など、数多くの恐竜の化石が発掘されている町でもあります。町のシンボルも、古代の化石の代表格であるアンモナイトの復元模型となっています。
中川町は青空の下に豊かな緑が広がる、自然の素晴らしい景観を楽しめる町です。遠くには、パンケ山、ペンケ山をはじめとした山々がそびえたっています。
天塩川のほとりで川の流れと過ごそう!道の駅 なかがわとは?
道の駅 なかがわは、中川町の中心部近くに位置している道の駅です。目の前を天塩川が流れ、遠くにはパンケ山をはじめとした山々がそびえており、中川町の特色を分かりやすく表した場所となっています。
川沿いにはパークゴルフのコースやひと休みできる広場などもあり、道の駅の施設とともに楽しむことができます。また国道40号線を90キロほど北上し続けると稚内市に行くこともできるため、稚内までの中継地点としても大きな役割を果たしている道の駅だと言えるでしょう。
道の駅 なかがわのメイン施設です。深い緑色の屋根が特徴的な平屋建ての建物であり、屋根は太陽光を取り入れるためガラス張りになっているところもあります。
看板の造形はアーティスティックですが、素材の風合いもあって素朴な雰囲気も持ち合わせています。
駐車場は広々と取られており、大型車でも問題なく停めることができます。
国道40号線を挟んで向かい側には天塩川と河川敷が広がっており、広大なパークゴルフ場も設けられています。
パンケ山系の山々や天塩川の流れを眺めつつ、のんびりと過ごすのも良いでしょう。
道の駅施設内の様子。木製のベンチなどが設けられた小さなスペース「なかがわひろば」があり、自由に休めるほか地域の方々のちょっとしたコミュニティセンターの役割も果たしています。
なかがわひろばには小さな首長流をかたどった御神体も飾ってあり、おみくじも引くことができます。
ベンチには恐竜の化石を模した木彫りの模様がかたどられています。
道の駅施設の中心には丸い大きな鉄製フードの暖炉と、それを囲むように椅子が並べられています。中川町の長い冬には、この大きな暖炉からのあたたかな炎が、訪れた人々の身体を温めてくれるのです。
なかがわひろばには、昔懐かしいオルガンも展示されていました。
中川町の特産品を中心に扱った売店もあります。
施設から離れのトイレへつながる渡り廊下からは施設の裏手に出ることができ、山々の景観を楽しむことのできる広場を散策することも可能です。
トイレの壁には、このように恐竜の名前と体長が記されています。
恐竜の町、中川町ならではの工夫を凝らしたトイレです。夜に訪れると、少し怖いかもしれませんね。
道の駅 なかがわのまとめ
道の駅 なかがわは、パンケ山や天塩川をはじめとした中川町の豊かな自然を存分に感じることができる道の駅です。道の駅施設では木のぬくもりにあふれる休憩スペースや恐竜のペイントが施されたトイレなどをチェックし、天塩川のほとりに広がるパークゴルフコースや広場で休日のレジャーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Ichiro
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