列車がそのまま休憩所に!?道の駅 おこっぺを紹介!

興部町にある道の駅 おこっぺを紹介します。オホーツク海に面した興部町をかつて走っていた列車がそのまま展示されている「アニュウ」、そしてその前に広がる大きな公園「ジョイパーク」が目玉の施設となっています。

自然と調和する酪農と漁業の町・興部町!アクセス方法は?

北は宗谷岬のある稚内市、南は知床まで続くオホーツク海。オホーツク海沿岸には、網走市や紋別市といった全国的にも名の知れた街をはじめ、様々な特色を持った街が数多く存在しています。

そんな特色豊かなオホーツク海側の市町村のひとつが、「興部町」です。紋別市と南北に隣り合っている興部町は、目の前に広がるオホーツク海からの海の恵みはもちろんのこと、海がはぐくんだ豊かな大地で行われる酪農や農業も盛んな町となっています。人口は4,000人に満たない、小さくのどかな町です。

札幌から興部町へは、道央自動車道を利用してまず「士別剣淵IC」まで進み、そこから国道40号線を北へ進みます。国道40号線で名寄市まで行ってから、名寄市から東に続く国道239号線に入って進み、オホーツク海側へと進んでいった先に興部町があります。札幌からの所要時間はおよそ3時間半と、ある程度のロングドライブを楽しみたい方にもおすすめのコースです。

雄武町の道の駅 おうむにある「スカイキャビン」から見た興部町方面の眺め。雄大なオホーツク海がはるか遠くまで続いているのが分かり、その海岸線に沿って、国道238号線「オホーツクライン」が伸びています。

列車車両をそのまま使った休憩室が目印!道の駅 おこっぺとは?

道の駅 おこっぺは、興部町を実際に走っていた列車の展示などが行われている交通記念館「アニュウ」と、その前に広がる緑豊かな公園施設「ジョイパーク」が中心となった施設です。

特に大きなガラス張りの屋根が印象的な施設である「アニュウ」では、1989年に廃線となった名寄本線の駅「興部駅」と、そこで発着していた列車に関する展示が豊富になされており、ノスタルジーを感じることもできるでしょう。

広々とした「ジョイパーク」には、大きな噴水なども備えられており、暑い時期には噴水から続く遊水路で子供さんが遊ぶことも可能です。

道の駅 おこっぺの「アニュウ」外観。こちらが道の駅のメイン施設となります。ガラス製の屋根で二つの建物が繋がれており、遠目に見ても分かりやすい派手な外観の建物となっています。

正面から見て左側の建物が鉄道の歴史などを展示で紹介する展示コーナー、右側の建物が特産物の販売のほか、休日にはイベントなども開催されているイベント館となっています。

興部町の特産品を、こちらで手軽に楽しむことが可能です。

展示コーナーでは興部町の鉄道の歴史などのほか、観光案内やバスの待合所なども設けられており、「興部駅」が廃止された今なお交通・観光の要所としての役割を担い続けています。

建物内の様子。廃線となった名寄本線、興浜南線といった路線について、パネル展示や制服の展示などでわかりやすく解説されています。

かつて存在した興部駅のジオラマが展示されています。興部駅のほか、同じ興部町内にあった「宇津駅」「沙留(さるる)駅」のジオラマも一緒に展示されています。

「アニュウ」の裏手には、広々とした公園「ジョイパーク」が広がります。噴水や裕水路、広場や遊具などが設けられており、楽しいひと時を過ごすことが可能です。

広場では家族そろって遊んだり、レジャーシートを広げてご飯を食べたり、様々な楽しみ方が可能です。

公園の中央部分には、特徴的な形をした噴水が設置されています。

噴水の周囲には、子供さんが遊べる遊水路が広がっています。子供さんが遊ぶ様子を、近くのベンチから見守っていることも可能です。

名寄本線、興浜南線で実際に走っていた列車の車輪が、公園内に展示されています。

名寄本線を実際に走っていたディーゼルカーの車両を改造した休憩所「ルゴーサエクスプレス」です。無料でどなたでも車内で休憩することができます。

車内の様子。年季の入った車両の雰囲気が印象的で、歴史を感じさせるものとなっています。

道の駅 おこっぺのまとめ

道の駅 おこっぺでは、かつてこの町を走っていた名寄本線・興浜南線の列車や歴史、そして「ルゴーサエクスプレス」として新しい役割を与えられている列車の姿を見て、実際に足を踏み入れて楽しむことができます。公園や休憩所でゆったりと過ごし、休日のドライブをより良いものにしてみてはいかがでしょうか。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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