上湧別地区にある道の駅 かみゆうべつチューリップの湯を紹介します。古めかしい駅のホームがそのまま残されているこちらの道の駅は、併設された天然温泉施設が旅の疲れを癒してくれると評判です。
サロマ湖にも近いオホーツク海側の小さな町・旧上湧別町!アクセス方法は?
北海道の市町村の中には、もともとの町から分割して誕生したものの、近年の人口減少の中で再度元の町に合併されることとなった市町村がいくつか存在しています。オホーツク海側に位置する「旧上湧別町」もそのひとつであり、1910年に湧別町から分離して誕生したものの、人口減少のあおりを受けた結果、その99年後の2009年に再度湧別町に吸収合併されることとなりました。
現在は湧別町の北側に位置する「上湧別地区」となっているこの場所は、日本最北のリンゴの産地ということでも有名な場所になっています。海には面していないため、農業を中心に地域生活が営まれています。
札幌から旧上湧別町へは、道央自動車道を利用してまず旭川市の近くにある「比布北IC」まで北上します。そこから旭川紋別道に乗って東へと進んでいき、遠軽瀬戸瀬ICで高速道路を降ります。あとは国道242号線を通って道なりに北へ進んでいくと、湧別町、そして旧上湧別町に行くことができます。札幌からの所要時間はおよそ3時間半であり、旭川、遠軽と道北地方を駆け抜けていくドライブになります。
札幌から旧上湧別町へは、遠軽町を通り抜けていくこととなります。遠軽町は比較的大きい町であるため、上湧別地区や湧別町の方々がこの町まで買い物などに来ることも多くなっています。
廃止された駅の敷地が道の駅に!道の駅 かみゆうべつチューリップの湯とは?
道の駅 かみゆうべつチューリップの湯は、上湧別地区にあった鉄道駅「中湧別駅」の跡地にそのまま作られた道の駅となっています。中湧別駅のホーム、そして跨線橋がそのまま残されており、当時の人々の生活までもが息づいているような感覚を覚えるでしょう。
道の駅のメイン施設は「チューリップの湯」という天然温泉施設であり、ドライブで訪れた方はもちろん、地元の方々にも愛される温泉となっています。売店ではチューリップが原料のお菓子なども販売されており、ちょっとしたお土産にもぴったりでしょう。
道の駅 かみゆうべつチューリップの湯です。大きく目立つ看板、そして古めかしい駅の姿が目印となっています。
古びた駅のホームと跨線橋は、ロマンを大いに感じさせるものとなっています。当時実際に旧国鉄名寄本線で使われていた車両が、そのまま展示されています。
ホームの雰囲気や、ホームの看板の様子なども、当時と全く変わらない姿のままです。
鉄道の車両内に実際に入ることもできます。車内では名寄本線や、同じく廃線となった湧網線(ゆうもうせん)の歴史や歩みが解説されています。
小さな踏切も作られており、雰囲気のある場所となっています。
駅のホームの裏手には、大きな天然芝のサッカー場が広がっています。周辺の遊歩道は、この地区に住む方々の散歩コースにもなっています。
開拓100周年を記念して建てられた「百年記念塔」です。上空から見るとハート型に見えることでも有名であり、最も近くの女満別空港から飛び立つ飛行機からはその形を見ることもできます。
通りを挟んで向かい側には、「文化センターTOM」という施設があります。マンガ作品を中心に、原画や絵画などが多数展示された美術館です。
こちらが道の駅の中心施設である「チューリップの湯」です。黒が基調となった、おしゃれな雰囲気の外観となっています。
施設内には温泉施設のほか、レストランや売店なども完備されています。
売店にはチューリップを原料としたお菓子や、北海道に生息する動物たちをかたどったぬいぐるみなどが販売されているので、ちょっとしたお土産を探している方にはぴったりの場所となっています。
道の駅 かみゆうべつチューリップの湯のまとめ
道の駅 かみゆうべつチューリップの湯は、廃止された駅がそのまま残されたロマンあふれる観光スポットとなっています。併設された温泉施設で旅の疲れを癒し、オホーツク海側に向けて新たな気持ちで車を走らせてみてはいかがでしょうか。
Ichiro
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