滝上町にある道の駅 香りの里たきのうえを紹介します。国道273号線の途上、通称「渚滑国道」に位置している道の駅は、森の中に突如現れるメルヘンなお城のような形をしており、ドライバーたちの憩いの場所として愛されています。
道北とオホーツク海側を隔てる町・滝上町!アクセス方法は?
北は稚内市から南は旭川市まで広大なエリアを持つ道北地方。そんな道北地方は、北海道の北東に広がる大海原「オホーツク海」の沿岸部に広がる「オホーツク地方」と隣接しています。
旭川から北側に広がる道北地方と、オホーツク海側の海の恵みに育まれているオホーツク地方を隔てた位置にある町が、「滝上町」です。滝上町の東側には紋別市、西側には士別市があり、オホーツクと道北の懸け橋となる町となっています。人口は3,000人ほどで、森林の広がる小さな町といった雰囲気です。
札幌から滝上町へは、まずは道央自動車道を利用して「比布北IC」まで進み、そのまま「旭川紋別道」を進んでいきます。旭川紋別道の「浮島IC」で降りたら、続いて国道273号線を北上してきます。道なりに北上を続けていくと、滝上町に到着することができます。札幌からの所要時間はおよそ3時間の道のりで、途中で旭川に寄ることも可能なドライブコースです。
滝上町は、「鬱岳」「ウエンシリ岳」という大きな2つの山に囲まれた地形となっており、森林に囲まれた緑あふれる町です。季節の移ろいは、滝上町を囲む山々が教えてくれます。
森の中のメルヘンなお城?道の駅 香りの里たきのうえとは?
道の駅 香りの里たきのうえは、滝上町の中心部にほど近い位置にある道の駅です。国道273号線を走っていると、突如メルヘンチックなお城を思わせる外観が見えてくるのですぐに発見することができるでしょう。
町のシンボル的な花である「芝ざくら」をモチーフとしたピンク色の内装も印象深く、外観だけでなく内装からも存分にメルヘンな雰囲気を感じることができます。売店と「ちょい食べコーナー」、それにトイレと休憩所というシンプルな構成でありながら、おとぎ話の世界のような雰囲気を感じて心安らげる場所となっています。
滝上町に入ったところで見ることのできる看板です。滝上町は「童話村」という別名も持っており、森の中にたたずむメルヘンな道の駅はその象徴であるともいえるでしょう。
道の駅施設外観。国道を走っていると突如姿を現すため、そのインパクトは絶大です。絵本の中から飛び出してきたような建物で、ドライブの疲れを癒しましょう。
駐車場のそばには小さな花壇が設けられています。この日は夏の終わりであったために、まだ小さなひまわりが空に向かって咲いていました。
施設内の様子。窓や壁などもメルヘンな雰囲気に満ちています。階段が薄いピンク色になっているのも、おとぎ話のような雰囲気で印象深いものとなっています。
小さな顔はめも置かれています。お城の中で、妖精になった気分を味わってみるのも良いでしょう。
売店の様子。売店では滝上町の特産品などのほか、滝上町産の牛乳を使ったチーズやケーキなどをちょこっと食べられる「ちょい食べコーナー」も設けられています。
「滝上町」で滝を見よう!道の駅近くにある「洛陽の滝」も忘れずチェック!
滝上町の町内にはその名のとおり、大小5つの滝が存在しています。その中でも道の駅から徒歩でアクセスすることができ、非常に手軽に訪れることが可能なのが「洛陽の滝」です。
洛陽の滝は全国的にも珍しい「半人工」の滝となっており、ダムのようにコンクリートで川の流れがせき止められた上を水が滑り落ちているのが最大の特徴です。落差は4メートル程度ですが、滝壺にかなり近づくことができるために数字以上の迫力を感じることができます。
洛陽の滝へは、道の駅から国道を横断して「たきのうえホテル渓谷」を目指して歩いていくとたどり着くことができます。こちらのホテルも、道の駅に負けず劣らずメルヘンチックな雰囲気です。
川沿いに伸びる遊歩道を散策しつつ、滝壺を目指して歩きましょう。
清流の流れと生い茂る緑が、心を洗ってくれます。
道の駅から10分も歩かずに、滝壺に到着することができました。滝壺にはかなり近づけるため、落差4メートルの小さな滝とは思えないほどの迫力としぶきを浴びることができます。こちらの滝は、そのまま町内を流れる「渚滑川(しょこつがわ)」に注いでいます。
マイナスイオンを存分に浴びて、ドライブの疲れをリフレッシュしましょう。周辺の木々の葉が、フォトジェニックな光景を演出します。
滝壺の前に立つ銅像は「弘法筆を選ばず」でお馴染みの弘法大師です。かつてこの付近で水難事故が多発したことを受けて、慰霊のために建造された銅像となっています。
道の駅 香りの里たきのうえのまとめ
道の駅 香りの里たきのうえは、森の中にたたずむメルヘンな外観が印象的な道の駅です。滝上町の「芝ざくら」を思わせる内装とともに、メルヘンチックな雰囲気を存分に感じることができます。道の駅から徒歩でアクセスすることも可能な「洛陽の滝」とともに、ドライブの際には忘れずに立ち寄りましょう。
Ichiro
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