京極町にある道の駅 名水の郷きょうごくを紹介します。「蝦夷富士」とも呼ばれる羊蹄山のふもとに位置する京極町は、北海道屈指の名水の郷として有名です。道の駅でも、京極町の美味しい水を飲むことができますよ。
羊蹄山がはぐくむ名水が自慢の町・京極町!アクセス方法は?
「蝦夷富士」と呼ばれる羊蹄山は、標高1,898メートルという高さを誇る、後志地方のシンボル的な存在の山です。羊蹄山の周辺には、山の自然がはぐくんだ自治体が数多く存在しており、豊かな自然とともに人々が生活しています。
そんな羊蹄山の周辺にある自治体のひとつ、京極町は、北海道でも随一の「美味しい水」が飲める場所として知られる「名水の里」です。京極町の水は「日本の名水100選」にも選ばれており、北海道で最も水の美味しい街として知られています。
札幌市から京極町へ向かう際には、まず国道230号線を通って定山渓を抜け、喜茂別町から国道276号線を北上します。そのまま「尻別国道」とも呼ばれる国道276号線を北上すると、京極町に到着します。札幌からはおよそ1時間半程度で到着します。
京極町では、このように羊蹄山がまさに富士山のようにきれいなフォルムを描いて鎮座しています。羊蹄山系の山々が、京極町の豊かで美味しい水をはぐくんでいるのです。
京極町の周辺には、羊蹄山系の山々が連なっています。
名水が生まれる場所!道の駅 名水の郷きょうごくとは?
道の駅 名水の郷きょうごくは、京極町の名水「羊蹄のふきだし湧水」を楽しむことのできる道の駅です。道の駅は大きく分けて、駐車場とターミナル施設である「名水プラザ」、そして実際に名水が湧き出ている「ふきだし公園」で構成されています。
「名水プラザ」には、ペットボトル入りのミネラルウォーター「羊蹄のふきだし湧水」はもちろん、地元の名産品などを取り扱う売店もあります。また、無料の休憩所も設けられているので、実際に地元の名水を味わいながら一休みするのも良いでしょう。
駐車場の様子。スペースは広々と取られています。京極町の名水の情報は海外にも伝わっており、この日もアジア圏からの団体ツアー客がバスで訪れていました。
道の駅のメイン施設「名水プラザ」です。ログハウス風の建物で、おしゃれな雰囲気が感じられます。
内部では、「羊蹄のふきだし湧水」はもちろん、地元の農産物や写真のような工芸品など、様々なものが販売されています。
床は板張りになっていて、自然を感じることのできる作りです。
無料休憩所。隣にはレストランもあり、ラーメンやジンギスカンなどをいただくことができます。
あたたかいく晴れた日には、外のテラス席で陽の光を感じながらゆったり過ごすのも良いでしょう。
京極町も登録されている「全国名水マップ」です。北海道ではほかに、利尻島の甘露泉水、千歳市のナイベツ川湧水が登録されています。
ふきだし公園で、名水が生まれる場所を散策してみよう!
名水プラザの隣に位置している「ふきだし公園」では、名水が湧き出てくる様子を実際に観察しながら楽しむことができます。京極町の豊かな自然の一端を、実際に見て、触れて楽しめる点が魅力です。
「ふきだし公園」はつり橋をわたって川の対岸まで行くところからスタートします。岩場が多く、緑も豊かなことから、昼間でも空気が比較的ひんやりとしていることも特徴です。ちょっとした探検気分で、名水が生まれる場所を散策してみてはいかがでしょうか。
ふきだし公園は、名水プラザ横にあるこのつり橋を渡ればすぐに行くことができます。
厳重にガードがされているとはいえ、つり橋は想像以上に揺れるため、少しスリリングな冒険気分を味わえます。
つり橋の眼下には、流れの緩やかな小川が流れています。
木々や緑に囲まれたエリアは、まさに名水の里というにふさわしい風情をたたえています。
湧水のふきだし口近くには、不動明王の小さな像が祀られています。名水を作り出す一端を、この小さな像のスピリチュアルな力が担っているかもしれません。
こちらが、京極の湧水のふきだし口です。こちらの水は自由に採水することが可能であり、観光客はもちろん地元の方も頻繁に採水を行っています。
公園内は、湧水が小川へ向かって流れていくような構造になっています。
ふきだし口近くの注意書きです。湧水は一応生水であるため、そのまま飲用することはおすすめされていません。しかし実際には、自己責任で採水し、そのまま飲んでいる方も数多くいらっしゃいます。
川の流れが急なエリアもあり、自然の移ろいを感じながら散策することができます。
風情を感じ、どこか神聖な雰囲気を感じながら、ふきだし口周辺を散策してみるとよいでしょう。
道の駅 名水の郷きょうごくのまとめ
道の駅 名水の郷きょうごくは、京極町の特産品である美味しい水をメインに据えた道の駅です。「名水プラザ」ではミネラルウォーターを、「ふきだし公園」では実際に湧き出している自然の湧水を、それぞれ楽しむことができます。特に自然が豊かな「ふきだし公園」は、つり橋を渡るなどちょっとした非日常的な体験ができるスポットとしても人気を集めています。
Ichiro
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