函館市にある道の駅 なとわ・えさんを紹介します。2004年に旧恵山町が函館市と合併した結果、町のシンボルである「恵山」は函館の新たな観光スポットとなりました。恵山の全景、そして太平洋とのコントラストを楽しむことのできる道の駅が「なとわ・えさん」です。
山の雄大さを間近に感じられる場所・旧恵山町!アクセス方法は?
渡島檜山地方の山といえば、渡島半島の中央部分近くに位置する巨大な「駒ヶ岳」、函館市のランドマークでもある「函館山」などが有名です。このほかに、本州の方にはもちろん、北海道内でもあまり知られていない渡島檜山地方の山として、渡島半島東部に位置する「恵山(えさん)」が挙げられます。
恵山は函館市中心部から東におよそ50キロほど離れた場所に位置している活火山であり、気象庁によって常時観測が行われています。標高は618メートルとそれほど高くないものの、独特の茶色い山肌とごつごつした印象のフォルムから、高さ以上に荒々しさを感じることのできる山です。
そんな恵山のふもとに位置している「旧恵山町」は、猛々しい恵山と広大な太平洋や津軽海峡を一望することができる集落です。2004年に函館市に編入されたことから、市街中心部から車で1時間ほど離れている恵山町も函館市の一部となりました。人口は、およそ4,500人程度の場所となっています。
札幌市から旧恵山町へは、道央自動車道を利用してアクセスすることが効果的です。札幌から道央自動車道に乗って、「森IC」まで道央自動車道を進みます。その後森町から国道278号線に乗り、道なりに進んでいくと荒々しい印象の恵山が姿を現します。札幌からの所要時間はおよそ4時間半のロングドライブであり、国道278号線からは内浦湾のロケーションも楽しめます。
旧恵山町の中心集落。写真中央の緑色の山が、恵山に山脈のような形でつながっています。
津軽海峡沿いから見た恵山の様子。恵山は津軽海峡・太平洋方向に突き出たような形になっており、海の青さと茶色い山肌のコントラストが独特の景観を作り出しています。
海と山の眺めをゆったり楽しもう!道の駅 なとわ・えさんとは?
道の駅 なとわ・えさんは、施設の前に津軽海峡が広がり、遠くには恵山の雄大な姿を楽しむことができる、ビュースポットに恵まれた道の駅です。海の景観と山の景観を両方とも楽しむことができ、さらに両者を1枚に収めた絶景の写真を撮影することができるなど、撮影スポットとしても秀逸なものとなっています。
「なとわ」は旧恵山町周辺の方言であり、「あなたとわたし」といった意味の言葉です。素晴らしい自然の景観の中で人と人が交流しあいながら、景観をともに楽しむことができる道の駅にふさわしい名前だと言えるでしょう。
海と山の景観以外にも、子供さんの遊戯スペース「わらしゃらんど」や、屋外の公園「音と水のメルヘン広場」、さらに津軽海峡を望みながらキャンプを楽しむことのできるキャンプ場など、様々な種類のアクティビティにも恵まれている道の駅です。
道の駅 なとわ・えさんの看板。国道278号線函館方面に走っていると見えてくるため、迷うことなく到着することができます。
駐車場の様子。駐車場からは、恵山やその北にある「丸山」山系の小高い山の姿も見え、恵山とは違って緑色が印象的な山の姿も楽しめます。
道の駅施設外観。こげ茶色のフォルムが特徴的な建物は木製のデッキが設けられているのが特徴であり、晴れた日にはデッキに上って津軽海峡と恵山の織り成す素晴らしい景観を楽しめます。
デッキへは階段を登っていきます。
施設2階の展望デッキの様子。板張りのデッキは海風を受けて独特の風合いになっているのも特徴です。目の前には、津軽海峡がいっぱいに広がっています。
デッキからは、恵山と津軽海峡の織り成す景観がよく見えます。晴れた日には、このように爽快感のある写真を撮影することも可能です。
猛々しい印象の恵山は、これまでにも何度も噴火活動の起こっている、生きている火山です。最も直近では1962年に小規模な火山活動が確認されました。
目の前に広がる津軽海峡。遠くにうっすらと、下北半島の姿も確認できます。
反対側は打って変わって緑にあふれた景観となっており、遠くには広々とした土地を生かした風力発電所の姿も見えます。
デッキから降りて、道の駅施設も忘れずに楽しんでおきましょう。
物産館では津軽海峡で獲れたコンブなどを中心に、旧恵山町周辺で獲れる特産物が販売されています。
道の駅施設に隣接した「わらしゃらんど」です。
館内にはマットや遊具などがそろえられており、雨の日でも子供さんが楽しく遊ぶことができます。
津軽海峡を一望しながら楽しく遊ぶことができる「音と水のメルヘン広場」の様子です。
隣接するキャンプ場の炊事場の様子です。夏には、キャンプに訪れる方も数多くいらっしゃいます。
道の駅 なとわ・えさんのまとめ
道の駅 なとわ・えさんは、猛々しい印象の活火山・恵山のふもとで、津軽海峡と恵山という道南地方を代表する景観を楽しみつつ過ごすことができるスポットです。晴れた日には思わず息をのむようなすばらしい光景を楽しみつつ、陽の光を受けてのんびり過ごすことができます。子供さん向けのプレイスポットやキャンプ場など、設備面でも充実したものがそろっている点も大きな魅力です。
Ichiro
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