木古内町にある道の駅 みそぎの郷きこないを紹介します。北海道新幹線が停車する町として、一躍全国的にも有名になった木古内町。そんな「木古内駅」の目の前に建っている道の駅は、北海道新幹線開業直前の2016年1月に誕生した木古内町、道南の新しい観光拠点となっています。
新幹線の止まる町・木古内町!アクセス方法は?
2016年についに開業を果たした北海道新幹線。2030年の札幌までの延線工事も着々と進んでおり、東京~札幌間が陸路でおよそ4時間半で結ばれる日も、そう遠くない未来に迫ってきています。
そんな北海道新幹線の開通工事では、新たな駅や改修工事を行った駅が数多くあり、これまで本州の方はおろか、北海道民にもあまり注目されてこなかった土地にもスポットが当たりました。青函トンネルから新幹線が出て、最初に北海道で停車する駅「木古内駅」も、そんな土地のひとつです。
木古内駅のある木古内町は、函館市の西側に位置している人口4,000人ほどの小さな町です。渡島檜山地方以外ではあまり知られていないマイナーな町となっていましたが、北海道新幹線の停車駅ができるということで一躍有名になりました。
札幌市から木古内町へは、道央自動車道を利用するとよいでしょう。札幌から道央自動車道に乗って、「大沼公園IC」まで道央自動車道を進み続けます。その後はインターチェンジから直接伸びる国道5号線を進んでいき、道道96号線、国道228号線と進んで西に進んでいくと、木古内町にたどり着くことができるでしょう。札幌からの所要時間はおよそ4時間半、全行程で330キロの移動となるロングドライブコースが楽しめます。
北海道新幹線・木古内駅の外観。巨大な駅舎は町の中でも最も大きな建物のひとつであり、木古内町のシンボル的な建物にもなっています。
駅舎は近代的な造りであり、北海道らしい木で作られた部分とコンクリート造りの部分が見事に融合した施設になっています。
改札を抜けると、このような手作りの看板が乗客を出迎えてくれます。メジャーな観光地でないからこその、町民の工夫を凝らしたおもてなしです。
新幹線駅の目の前にある観光拠点!道の駅 みそぎの郷きこないとは?
道の駅 みそぎの郷きこないは、北海道新幹線の駅の前に建っている木古内町の観光拠点です。新幹線駅から1分も歩かずにたどり着けるため、木古内町で降りたほとんどの方が最初に訪れる施設にもなっています。
2015年に誕生した新しい道の駅であるこちらの施設では、木古内町を中心に北海道の南西部にある9つの町の魅力を中心に紹介しています。木古内町特産の「道南杉」を利用した建物は、近代的でありながらぬくもりも感じられるものになっており、非常に居心地の良い施設です。
木古内町は、「寒中みそぎ祭り」というお祭りでも有名な町です。町の選ばれた若者が真冬の1月13日から2日間にわたって昼夜を問わず冷水を浴び続け、2日後の1月15日に御神体を抱いて津軽海峡に飛び込んで、豊漁や豊作を祈願する行事として親しまれています。
新幹線駅側から見た道の駅の外観。巨大なバスターミナルに沿って、道の駅施設が建っています。
駅前の道路はロータリー状になっており、駅前から車では直接道の駅に入ることができません。駅の手前の道を曲がって入るため、いったん元の道に戻りましょう。
道の駅の入り口にはポストがあり、木古内町のゆるキャラ「キーコ」の人形がそのままポストになっています。
道の駅の入り口付近にはレンタサイクルも置かれており、道の駅で手続きをすれば借りることができます。新幹線で訪れて観光の足がないという方にもおすすめです。
道の駅施設内には、ところ狭しと木古内町の特産品や、周辺市町村の特産品が並んでいます。
売店の隣には、フリーの食事スペースも設けられています。
施設内は木のぬくもりにあふれた造りとなっており、いたる所に木の風合いがそのまま生かされたベンチや柱などが設けられています。
木古内町の「寒中みそぎ祭り」を子供さんが疑似体験できるスペースです。木のボールをすくって、みそぎの気分を味わいながら遊ぶとよいでしょう。
木古内町の「寒中みそぎ祭り」の紹介ブースです。1831年から豊漁・豊作を祈願して行われているこの祭りは、みそぎを行った町の若者が一躍町全体のヒーローになるお祭りでもあります。道の駅では、みそぎ祭りの迫力と勢いが、映像つきで詳しく解説されています。
木古内町の魅力が紹介されたポスターです。「寒中みそぎ祭り」以外にも様々な魅力があるため、新幹線で訪れた際にはぜひとも訪れておきたいところです。
道の駅 みそぎの郷きこないまとめ
道の駅 みそぎの郷きこないは、北海道新幹線・木古内駅の目の前に位置している観光拠点です。道南観光の玄関口として、木古内町だけではなく周辺市町村の特産品なども扱っている懐の深い道の駅となっています。新幹線で函館に訪れる際には、ぜひこちらの道の駅にも訪れておきたいところです。
Ichiro
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