せたな町・旧大成町地区にある道の駅 てっくいランド大成を紹介します。海水浴場が隣接した道の駅は「海の家」としても利用されており、人々に愛される場所となっています。日本海の素晴らしい景観を眺めながら、のんびりとしたひと時を過ごしましょう。
渡島檜山地方の玄関口・旧大成町!アクセス方法は?
渡島檜山地方は、北海道の南部に位置しており札幌市の6倍ほどの巨大な面積を誇る地域です。西には日本海、東には内浦湾から続く太平洋、そして南には津軽海峡が広がる、3方を海に囲まれた場所となっています。
そんな渡島檜山地方の玄関口に位置している「せたな町」は、2005年の「平成の大合併」の際に3町が合併して誕生した町です。せたな町の南部に位置している「大成地区」は、もともとは「大成町」として独立した自治体になっていました。
旧大成町は、人口2,500人ほどの小さな町です。日本海に面している大成町では漁業が盛んであり、古くはニシン漁、近年ではイカやホッケなどの漁が主に行われています。
札幌市から大成町へは、中山峠を抜けて国道37号線を函館方面に進んでいきます。道中、道央自動車道「国縫(くんぬい)ICから伸びる国道230号線に乗り、そのまま日本海側へ。あとは道なりに日本海沿いに南下していけば、旧大成町にたどり着くことができます。札幌からの所要時間はおよそ4時間程度であり、日本海の絶景を楽しみながら進んでいけるドライブコースとしても魅力的な道路です。
旧大成町は、日本海側に面した小さな町でした。町の名前が変わっても、日本海の雄大さが変わることはありません。
目の前には巨大な海水浴場!道の駅 てっくいランド大成とは?
道の駅 てっくいランド大成は、国道229号線上に位置している、せたな町南部にある道の駅です。国道229号線は「追分ソーランライン」と呼ばれており、日本海の素晴らしい景観を楽しみながら道南・江差町まで伸びる道路となっています。こちらの道の駅は、そんな「追分ソーランライン」の途上にあり、海を眺めながらほっと一息つける場所として人気です。
夏場には海水浴客が数多く訪れる場所としても人気であり、道の駅には海水浴客が利用できるシャワー室なども完備されています。海の家の機能も備えた施設です。広大な日本海を眺めて過ごすもよし、海に実際に入るもよし。楽しみ方はさまざまです。
道の駅 てっくいランド大成外観。広々とした敷地が特徴の道の駅です。施設の裏手には緑あふれる小高い山もあり、道南地方の豊かな自然を体現した施設となっています。
小高い山は日本海側にもせり出しており、そのまま遠く積丹半島方面まで続いています。
道の駅のエントランスには、潮風でさび付いたマンホールのふたが飾られています。「てっくい」とは、大成地区近海で獲れるヒラメのことを指し、こちらの道の駅ではヒラメを模したキャラクター「てっ平・ひらら」が出迎えてくれます。
夏場には海水浴客も数多く訪れるこちらの道の駅は、海の家の機能も果たしています。てっ平とひららの絵が描かれたシャワー室が完備されており、利用しやすいように整備されています。
特産物販売コーナーは狭いものの、地元の店員さんとの距離も近く会話を楽しみながら地場産の海産物などを購入することができます。
他の日本海側の町と同様、旧大成町もかつてはニシン漁で栄華を極めた町でした。ニシンが獲れなくなってから漁業は若干衰退したものの、イカやホッケ、そしてヒラメの漁で持ち直して今に至ります。
道の駅施設の隣にある「野外劇場」では、週末を中心に様々な催しが行われています。
道の駅の前を走る国道229号線を渡ると、目の前には一面の海が広がります。日本海の絶景を楽しみながら、ゆったりと過ごしてみるとよいでしょう。
天気が良い日には、遠くの積丹半島の影も見ることができます。
道の駅 てっくいランド大成まとめ
道の駅 てっくいランド大成は、せたな町南部、旧大成町のエリアに位置する道の駅です。追分ソーランラインの途上に位置しており、ドライブの休憩時にも立ち寄りやすい立地となっています。夏場には目の前の海で海水浴を思い切り楽しむこともでき、遊び疲れたら道の駅のシャワー室で汗を流しましょう。「てっくい」のマスコットであるてっ平・ひららにも、ぜひ会いに行ってみてはいかがでしょうか。
Ichiro
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